犯人に告ぐ

Isao2004-08-30

○雫井 脩介(著)双葉社:☆☆☆☆★
推理小説でありながら、これほど読後感の良さを感じ、またこれほどまでに主人公に魅せられる作品を初めて読んだ。ストーリーは、誘拐事件の捜査責任を問われ一度は左遷させられた刑事(巻島)が、数年の年月を経て新たに起こった誘拐事件を担当、個人奮闘する姿を描く。捜査最終局面での突然の急展開には多少の強引さを感じだが、冒頭にも書いた通り、読後感の良さに☆四つ。