慟哭

Isao2003-12-22

貫井 徳朗(創元推理文庫
■お奨め度:☆☆☆☆

                                                                                                                      1. +

■論評:
結末はまさに驚愕!!!これ程までに驚かされた推理小説は初めて。
内容は連続する幼女誘拐事件の捜査を指揮するキャリア課長の佐伯、それと娘を失ったことで心に傷を負った松本が新興宗教にのめり込むストーリーが平行進する、そしてその二人は思わぬかたちで近づいていく事に・・・結末を知ったときはまさにトリックを見せられた感じ。感の良い人なら途中で結末が分かるかもしれないが、単純な私は100%作者の意図する方向へ引きずりこまれ、「やられた!」の一言です。